今さらeパケットライトについてご紹介
だいぶ前に記事書きかけで放置してました…
今さらではあるものの、eパケットライトの使い方について紹介していきます。
まず、eパケットライトの魅力ですが、追跡番号付きで、安く海外に荷物を送れる事が魅了です。追跡番号ついてると外国の配達員も玄関先まではちゃんと配達してくれるので、安心率もかなり上がります。
特にebayで販売したあと、『買った商品は今どこにあるの??』というお客さんの質問に答えられないと、ヒステリックなバイヤーさんは一気に炎上したりします。(本当にたまにですが)そういった事情もあり、現時点では安く海外に荷物を送れるeパケットライトはとても魅力的なサービスです。早速利用の流れを見ていきましょう。
無駄は省略。基本的にeパケットと使い方は同じ。
発送方法の選択肢で、eパケットライト対応している国は選択が可能です。
念のためインボイスは1枚添付することをオススメ。
送り状/郵便局控え(半分に切る)、インボイス、引渡証の3枚が出力されます。
① 送り状+インボイス+オンラインラベル用のパウチ → 荷物へ貼る。
② 郵便局控え+引渡証 → 郵便局へお渡し。
以上でeパケットライトの発送は完了です。
取り扱い地域が増加中!
eパケットライトってアメリカと中国と他2カ国ぐらいしか使えないよねぇ・・・。と思っていたところ、今月カナダが使える事に気付き、取り扱い地域が拡大したことに気付きました。
開始日 2017 年 4 月 1 日(土)
新たに25か国・地域の取扱いを開始します。(計32 か国・地域)
by 日本郵便
対応している32カ国ですが、これはイーベイで販売している人はおなじみ、荷物の追跡可能な国です。ebay初心者はeパケットライトの対応国だけに絞って販売活動をスタートしてみると良いと思います。
取扱郵便局に注意!
取り扱い国は増えているものの、送り元である取扱郵便局が限られているので注意が必要です。簡易郵便局で利用できることはまず無く、イメージとしては、夜遅くまで営業している市の主要郵便局でないと取り扱っていない状況です。
実は賠償が日本郵便の悩みのタネだった!?
小型包装物でSAL便を送る時、追跡番号を追加するためには【書留】の追加が必要でした。この書留オプションですが、追跡番号と同時に6000円までの保証が追加されます。しかし、この6000円までの保証が日本郵便にとっての悩みのタネでした。
例えば、amazon.comでの無在庫販売であれば、輸出販売の消費税還付分 + α程度が粗利の場合であることが多々あります。仮に1000万円売り上げても仕入れ分の消費税還付+αの粗利になるので、いいとこ利益は100万円前後。しかも、個々に発送するとなると出荷作業が結構大変な訳です。
そこで業界に流れた方法が、追跡出来ない海外発送済み荷物の保証申請していくという方法でした。
例えば、バイヤーさんに荷物が届き、ポジティブフィードバックを無事にもらって取り引きが終了したとします。しかし、日本郵便のトラッキングステータスでは荷物のトラッキング状況を確認できない。どこかの過程で追跡がされなくなってしまう事があります。
そして、その追跡できなくなった荷物を郵便局に調査を請求すると、配送過程を証明できず、賠償対象となるものです。
これを行うと、荷物が無事に届いているので販売利益は得られますし、おまけに6000円までの賠償金を得られる事ができます。少額商品の無在庫販売では粗利数100円程度が相場なので、そこに数千円の保証金が入ってくるということはとても大きい事でした。
この『追跡情報が反映されなかったら、調査請求を出す』という流れが加速し、日本郵便の利益を圧迫したのだと想像しています。
そこで、日本郵便は追跡番号を付けつつも賠償は付属しないサービスを提供して、不正の無い輸送コストを得ようと考えたのだと思われます。
さいごに
プチ裏技みたいなものがあったとしても、それが企業にとっての損失に繋がるようであれば、企業はその穴埋めを行いにきます。特に日本郵便は最近のオーストラリア子会社の巨額な損失を受けて赤字。割りに合わないサービスなどはドンドン減らして行くと思われます。
国際郵便のサービスでは、20万円を超える輸出品の申告手続き料、輸入手続き申告料が有料となりました。今までゼロだったものを有料化にするというのは結構すごいこと。日本郵便さんガンガン取りに来てます(笑)
そして、今後個人的に増えたら嫌だなぁと思うものは、要償額の値上げです。日本郵便はEMSの場合、内容品の2万円毎に50円で要償が追加可能です。これはかなり割安でして、フェデックスやDHL,UPSなどのクーリエを利用すると、保険料が高い事に頭を抱えます。
結構大きい荷物だと、
- 日本郵便 → 送料高いけど保険料安い。
- クーリエ → 送料安いけど保険料高い。
『うーん。似たり寄ったりじゃないか!』と思うものです。悩ましす。
と、毎度の長文になりましたが、自分は別の輸出業者も知っているので安い運送業者を探している場合はお問い合わせよりご連絡ください。メルマガ登録するとLINEのアドレスも掲載しているで、そちらからコンタクト取っていただいても構いません。
日本郵便さん、今後とも割安なサービスの提供よろしくお願いします!