イーベイで販売していて取り引き経験も慣れて出品数もドンドン増やしてきたころ、急に【MC999 Listing policy violation alert】というメッセージが来て、リスティングを下げた知らせが届くことがあります。
そして、リスティングを取り下げられただけならまだしも、場合によっては数日から1週間程度の出品停止サスペンドを受けることもあります。ebayで商品が売れ始めてイケイケになっているところでこの仕打ちはとてもテンションが下がり、連続で受けると「ebayやめようかな?」なんて思ってしまうものです。
さて、MC999のebay警告にはどんなものがあるのでしょうか?代表的な3つを紹介します。
MC999が来る可能性①【画像転用】
まずは画像転用による警告。
『いや、だってamazonやメーカー品の画像を堂々と使っているセラー他にもいるよ?』という商品は*とりあえずOKです。
警告の危険があるのは、腕時計やブランド品などの画像転用です。特にカシオやシチズン、ユニクロなどのメーカーは、webショップの画像転用に対してMC999が来る可能性は高めです。
セラーの中には、メーカーの画像にEMSやFree Shippingといった文字装飾を施して、同一画像としての画像サーチエンジン認識を回避しているセラーさんもいらっしゃいます。しかし、人的監視で発覚したり、ライバルセラーからメーカーに連絡されることを考えるとオススメできません。
なお、
他のセラーが撮影した写真をコピーして出品することは確実にアウトになります。
ダメです。
*とりあえずOKとは記事に書いてますが、自己責任になります。
MC999が来る可能性②【出品禁制品】
武器・たばこ・ワシントン条約などに関わる動物の毛皮など出品していると、削除されることがあります。面倒ですが下の品目を何度か見て、禁制品を頭に入れていく必要があります。
Adult Only category アダルトオンリーカテゴリー
Alcohol アルコール
Animals and wildlife products 動物や野生動物製品
Drugs and drug paraphernalia 薬物および麻薬関係の道具
Firearms, weapons, and knives 銃器、武器、およびナイフ
Offensive material 攻撃材料
Recalled items リコール対象のアイテム
Replica, counterfeit items, and unauthorized copies レプリカ、偽造アイテム、および不正コピー
ebayオフィシャルサイトより
一般な危険物、使用してはいけない物が禁制品になります。
『いやいや、武器やドラッグに関する物なんて販売するわけ無いよ!』と思うかもしれませんが、例えばタバコ関連ではキセルが【薬物関連道具】としてリストダウン+警告の対象となったります。
刃物類では自動ナイフやバタフライナイフが規制対象となります。自動開閉機構がついていなくても、ソレっぽい折りたたみナイフを出品していると突然リスティングが削除されていることがあります。
つまり、危険品に見える怪しい物が削除されて警告を受けます。『材質は金属ではないゴム製です!』とアピールしようにも、リスティングが削除されてしまうとリスティングデータを元に反論できません。
【怪しまれそうな物は出品しない】これがebayで長く販売を続けるコツになります。
MC999が来る可能性③ 【コピー商品】
まずは下のURLを確認しましょう↓
このURLに掲載されているリストは、次の2つの理由でリスティング削除対象となります。
- コピー商品だと思われる商品。
中古ブランド品などを販売していく場合はロゴ・シリアルナンバー箇所の写真をしっかり掲載していきます。低解像度だったり、製造刻印が見えない商品外側だけの写真だと、リスト取り下げ対象となる可能性があります。
2. 正規代理店などの販売権利問題
ブランドメーカーとしては、商品を正規の定価で販売したいため、安い平行輸入品を出品されることはブランドの値崩れと繋がり困ります。そこで『正規代理店以外で販売されている商品は本物とは認めません。』という方針を貫いているメーカーが存在します。
そのメーカーがebayで販売されている自社ブランドの平行販売品を見つけると、ebay側に訴えてリスト取り下げを要求することがあります。veroを確認して、この方針を決めているメーカー出品を避けた方が無難です。
これらの対策方法は?
対策方法はズバリ
- ebayに怪しまれるは出品しない
- veroに該当するメーカーの商品を販売する場合は、メーカーの方針をチェックする
- ブランド品を販売する場合は、とにかく正規品と証明できそうな部分の画像を掲載する
- アカウントを育てる
この4つを心がけるようにするとリスト削除やアカウントサスペンドされる可能性を下げることができます。
私の感覚では、ebayの取り引き数がパープル(紫)以上になると、ポリシー違反となっても出品削除と注意命令で終わることが多いように感じます。
もちろんアカウントが育っていても、同じポリシー違反を何度も続けてしまうとサスペンドになったり販売停止期間が増えてしまいます。1度ポリシー違反を犯してしまったら、何が原因で商品リストが削除されたか原因究明することが重要です。場合によっては、ポリシー違反に該当しそうな全ての商品リストを下げる判断も重要となってきます。
今までの内容から、ebayは厳密な規格で採点してサスペンドをおこなっているというよりは、なんとなく怪しい商品を削除している様子が分かったと思います。この事を意識しながら出品判断をしていくとスムーズにebayでの販売活動を続けることが可能になってきます。このようなことから、ebayはある程度の”慣れ”が必要なビジネスと言えるかもしれません。